看護学部_看護師_精神
聖隷三方原病院 田原文斗さん
現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
私の勤務している病棟は、現在静岡県西部において唯一の精神科身体合併症病棟です。主に、精神疾患がベースにある患者の身体急性期を管轄しており、領域は呼吸器・整形・内科系・外科系など様々です。特徴としては、看護室に隣接した身体合併症ユニットと呼ばれる多床室を有しており、周手術期を始め、頻繁な観察の必要な患者の受け入れ体勢が整っている点が挙げられます。様々な領域の様々なシーンを学べることが魅力のひとつです。一方で、患者の訴えが身体面、精神面のどちらから来るものなのかの見極めが難しく、やりがいを感じる部分でもあります。さらに、総合病院の精神科身体合併症病棟と言うことで、DPATに関わる取り組みも病棟として進めています。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
痛みや息苦しさといった苦痛はある程度共感できる感覚ですが、精神疾患による苦痛は経験したことがない分、共感が難しいと考えたからです。患者の見ている世界に戸惑い対応に困ることは多々ありますが、幻聴や幻視を始めとした陽性症状だけでなく、疾患に伴う社会的な弊害や偏見にも苦しむ患者を、医療者として社会復帰に向け支援したいと思ったため精神科領域を選択しました。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
今の時点で明確な目標は持てていないですが、今後を見据えてという意味では超急性期病棟での勤務に興味があります。聖隷三方原病院という環境を生かし、どこへ行っても不足ないスキルを身につけておきたいと考えています。
急性期でなくとも一つの領域に特化した病棟での看護は経験がないので、深く知識を得るという点で今後希望していくかもしれません。
様々な現場で働くことで経験を積んでいきたいと思います。
後輩へのメッセージ
実際に働いてみなければ見えない事も多々あります。希望を持って就職してもそこが自分の理想通りの場所とも限りません。私自身も、患者にとってより良い看護を提供する上でのジレンマに日々悩まされています。一方で、達成感・充実感など、報われる瞬間も多々あり、やりがいのある仕事であることは間違いありません。多くの患者や医療現場に求められる看護師を目指して頑張ってください。
私の勤務している病棟は、現在静岡県西部において唯一の精神科身体合併症病棟です。主に、精神疾患がベースにある患者の身体急性期を管轄しており、領域は呼吸器・整形・内科系・外科系など様々です。特徴としては、看護室に隣接した身体合併症ユニットと呼ばれる多床室を有しており、周手術期を始め、頻繁な観察の必要な患者の受け入れ体勢が整っている点が挙げられます。様々な領域の様々なシーンを学べることが魅力のひとつです。一方で、患者の訴えが身体面、精神面のどちらから来るものなのかの見極めが難しく、やりがいを感じる部分でもあります。さらに、総合病院の精神科身体合併症病棟と言うことで、DPATに関わる取り組みも病棟として進めています。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
痛みや息苦しさといった苦痛はある程度共感できる感覚ですが、精神疾患による苦痛は経験したことがない分、共感が難しいと考えたからです。患者の見ている世界に戸惑い対応に困ることは多々ありますが、幻聴や幻視を始めとした陽性症状だけでなく、疾患に伴う社会的な弊害や偏見にも苦しむ患者を、医療者として社会復帰に向け支援したいと思ったため精神科領域を選択しました。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
今の時点で明確な目標は持てていないですが、今後を見据えてという意味では超急性期病棟での勤務に興味があります。聖隷三方原病院という環境を生かし、どこへ行っても不足ないスキルを身につけておきたいと考えています。
急性期でなくとも一つの領域に特化した病棟での看護は経験がないので、深く知識を得るという点で今後希望していくかもしれません。
様々な現場で働くことで経験を積んでいきたいと思います。
後輩へのメッセージ
実際に働いてみなければ見えない事も多々あります。希望を持って就職してもそこが自分の理想通りの場所とも限りません。私自身も、患者にとってより良い看護を提供する上でのジレンマに日々悩まされています。一方で、達成感・充実感など、報われる瞬間も多々あり、やりがいのある仕事であることは間違いありません。多くの患者や医療現場に求められる看護師を目指して頑張ってください。
静岡県立こころの医療センター 加藤慶久さん
現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
精神科急性期の病棟で働いています。昼夜問わず、不調になった患者様が入院される精神科の救急病棟です。統合失調症やうつ病など様々な疾患を抱えた方が入院しており、中には暴れてしまう方や、拒薬してしまう方もいます。そんな患者様に安心できる環境を提供する事が大切だと考えています。困り事を患者様と共に考え、今必要な事が何なのかを意識して仕事をしています。個別性のある看護を考える事や、患者様と多くの時間を共有できる所が魅力だと感じています。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
大学時代の実習で、大声を上げている不穏な患者様がおり、看護師が声をかけると落ち着きを取り戻す場面がありました。普段の信頼関係もあったとは思いますが、言語的コミュニケーションを中心に対応している姿がとても格好良く感じたのを覚えています。精神看護は観察力が必要な領域であると考えています。例えば発達障害、知的障害のある患者様の中には、言語的コミュニケーションが上手くできない方もいます。そんな患者様が何を考え、何を伝えたいのかを理解するためには観察力が必要です。観察力を向上させ、患者様の強みに目を向けて看護していきたいと思い、精神科看護師として働く事を決めました。
後輩へのメッセージ
大学生活はあっという間です。もっと勉強すれば良かった、もっと遊べば良かった、と自分でも後悔している事がたくさんあります。時間は有意義に使ってください。また、大学時代にできた友人は大切な仲間です。これから看護師として働く中で出てくる悩みを共有できる、数少ない友人となると思います。皆で素敵な看護師を目指してください。
精神科急性期の病棟で働いています。昼夜問わず、不調になった患者様が入院される精神科の救急病棟です。統合失調症やうつ病など様々な疾患を抱えた方が入院しており、中には暴れてしまう方や、拒薬してしまう方もいます。そんな患者様に安心できる環境を提供する事が大切だと考えています。困り事を患者様と共に考え、今必要な事が何なのかを意識して仕事をしています。個別性のある看護を考える事や、患者様と多くの時間を共有できる所が魅力だと感じています。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
大学時代の実習で、大声を上げている不穏な患者様がおり、看護師が声をかけると落ち着きを取り戻す場面がありました。普段の信頼関係もあったとは思いますが、言語的コミュニケーションを中心に対応している姿がとても格好良く感じたのを覚えています。精神看護は観察力が必要な領域であると考えています。例えば発達障害、知的障害のある患者様の中には、言語的コミュニケーションが上手くできない方もいます。そんな患者様が何を考え、何を伝えたいのかを理解するためには観察力が必要です。観察力を向上させ、患者様の強みに目を向けて看護していきたいと思い、精神科看護師として働く事を決めました。
後輩へのメッセージ
大学生活はあっという間です。もっと勉強すれば良かった、もっと遊べば良かった、と自分でも後悔している事がたくさんあります。時間は有意義に使ってください。また、大学時代にできた友人は大切な仲間です。これから看護師として働く中で出てくる悩みを共有できる、数少ない友人となると思います。皆で素敵な看護師を目指してください。
静岡県立こころの医療センター 鈴木里奈さん
現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
私は精神科の医療観察法(心神喪失等で重大な他害行為を行った者の医療及び観察に関する法律)病棟で働いています。社会復帰に向けての多くの課題があり、対象者(患者)とその課題を共有することで深く関わることができるのが魅力です。精神科での看護は、その「人」を見て、背景や周囲の支援など様々な視点で考え、その人らしく生活できるよう援助する必要があります。就職し6年経ちましたが、日々学ぶことも多く充実して仕事ができています。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
私は大学入学前から精神看護に興味がありました。実際に精神看護実習に行き、患者さんと関わる中で「患者さんの行動にはどのような思いがあるのか、自分はその時何を考え、どうしてその行動をとったのか」と患者さんや自分自身について深く考えることができました。また、実習の中で患者さんの強みに目を向ける看護師の方の関わりを見て、こうなりたいと思いました。その時の実習を通して、私は精神科で働くことを決めました。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
私は精神看護が大好きです。今後も精神看護に携わっていきたいと思っています。そのためにも、自分のスキルアップとして勉強を続けていきたいと思っています。今、興味を持っていることは心理教育です。すでに心理教育に携わり勉強もしていますが、もっと深く知るために今後も研修などに参加していくつもりです。将来、精神看護のプロフェッショナルになれるよう、日々の看護を大切にし、スキルアップしていきたいです。
後輩へのメッセージ
精神科に限ったことではありませんが、身体管理の必要な患者さんも多く、精神看護領域内のことだけでなく他の領域の知識も必要だと実感しています。そのため、学生の頃から苦手なことももっと勉強しておけばよかったと思います。また、患者さんは看護師のことをよく見ています。学生のうちにたくさんの経験をし、様々な価値観に触れることで今後の看護にも生かされると思います。自分自身の魅力を高めることで、自身の素敵な看護にも繋がっていくと思います。応援しています。
私は精神科の医療観察法(心神喪失等で重大な他害行為を行った者の医療及び観察に関する法律)病棟で働いています。社会復帰に向けての多くの課題があり、対象者(患者)とその課題を共有することで深く関わることができるのが魅力です。精神科での看護は、その「人」を見て、背景や周囲の支援など様々な視点で考え、その人らしく生活できるよう援助する必要があります。就職し6年経ちましたが、日々学ぶことも多く充実して仕事ができています。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
私は大学入学前から精神看護に興味がありました。実際に精神看護実習に行き、患者さんと関わる中で「患者さんの行動にはどのような思いがあるのか、自分はその時何を考え、どうしてその行動をとったのか」と患者さんや自分自身について深く考えることができました。また、実習の中で患者さんの強みに目を向ける看護師の方の関わりを見て、こうなりたいと思いました。その時の実習を通して、私は精神科で働くことを決めました。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
私は精神看護が大好きです。今後も精神看護に携わっていきたいと思っています。そのためにも、自分のスキルアップとして勉強を続けていきたいと思っています。今、興味を持っていることは心理教育です。すでに心理教育に携わり勉強もしていますが、もっと深く知るために今後も研修などに参加していくつもりです。将来、精神看護のプロフェッショナルになれるよう、日々の看護を大切にし、スキルアップしていきたいです。
後輩へのメッセージ
精神科に限ったことではありませんが、身体管理の必要な患者さんも多く、精神看護領域内のことだけでなく他の領域の知識も必要だと実感しています。そのため、学生の頃から苦手なことももっと勉強しておけばよかったと思います。また、患者さんは看護師のことをよく見ています。学生のうちにたくさんの経験をし、様々な価値観に触れることで今後の看護にも生かされると思います。自分自身の魅力を高めることで、自身の素敵な看護にも繋がっていくと思います。応援しています。
静岡県立こころの医療センター 尾崎瑠美さん
現在の仕事の特徴、魅力、やりがい
急性期では病的体験が活発で疎通も取れないような状態で入院された患者さんが、日々の治療と看護で回復していく過程に関わることができ、とてもやりがいを感じます。任意入院の患者さんだけではないため介入の難しい場合もありますが、その分やりがいがあります。慢性期では患者さんの過去に合わせた看護を行いながら、回復と退院を目指していきます。病気だけでなく、退院後の生活全般を含めて見ていくというところは精神科ならではです。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
学生の頃、精神看護学の授業や実習を受けて興味を持ったことがきっかけです。幻覚や妄想など、目には見えないけれど患者さんに起こっている症状に興味を持ち、なぜそのような症状が起こっているのだろう、どのような苦しみがあるのだろうと疑問に感じました。周囲から理解されにくい症状であり、そのような苦痛を感じている患者さんに寄り添える看護をしたいと思い、精神科看護を選びました。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
専門知識を持った認定看護師や管理職を目指すなど選択肢はあると思いますが、私はジェネラリストとして、患者さんの側で寄り添える看護を行っていきたいと思います。今後も精神科看護師として働いていきたいと思いますが、身体科など精神科以外での科でも経験を積み、精神科看護師としての技術にさらに磨きをかけたいと考えています。
急性期では病的体験が活発で疎通も取れないような状態で入院された患者さんが、日々の治療と看護で回復していく過程に関わることができ、とてもやりがいを感じます。任意入院の患者さんだけではないため介入の難しい場合もありますが、その分やりがいがあります。慢性期では患者さんの過去に合わせた看護を行いながら、回復と退院を目指していきます。病気だけでなく、退院後の生活全般を含めて見ていくというところは精神科ならではです。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
学生の頃、精神看護学の授業や実習を受けて興味を持ったことがきっかけです。幻覚や妄想など、目には見えないけれど患者さんに起こっている症状に興味を持ち、なぜそのような症状が起こっているのだろう、どのような苦しみがあるのだろうと疑問に感じました。周囲から理解されにくい症状であり、そのような苦痛を感じている患者さんに寄り添える看護をしたいと思い、精神科看護を選びました。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
専門知識を持った認定看護師や管理職を目指すなど選択肢はあると思いますが、私はジェネラリストとして、患者さんの側で寄り添える看護を行っていきたいと思います。今後も精神科看護師として働いていきたいと思いますが、身体科など精神科以外での科でも経験を積み、精神科看護師としての技術にさらに磨きをかけたいと考えています。
静岡県立こころの医療センター 石田菜摘さん
現在勤務している領域の仕事の特徴、魅力、やりがい
わたしの勤務する南1病棟は回復期病棟で、精神疾患を長期間患っている患者さんが入院しており、退院に向け支援している病棟です。救急とは雰囲気は異なりますが、症状に波がありその時々の状態に沿って介入したり、加齢や長期間の入院によりADLが低下している患者さんの介助をしたりしています。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
7年間、静岡県立総合病院で勤務していましたが、県立病院機構の交流の制度を利用しこころの医療センターに異動となりました。2年間という限られた期間ではありますが、身体だけでなく、目に見えない疾患を抱えた患者さんとの関わり方について学ぶことができるということが大きなきっかけです。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
現時点では、私のキャリアプランについて明確になっていません。周りでは専門看護師や認定看護師が多く活躍しています。私もこれから自分が興味の持てる分野を見つけ知識を深めていけたらよいと思います。
後輩へのメッセージ
大学生活の4年間は勉強することや課題が多く、あっという間に過ぎてしまいます。学生の時に学んだことと、就職し実際に現場で働くこととギャップが生まれてくると思います。そのため早い段階から病院見学やインターンシップを利用し、実際に就職したい病院へ赴くことが大切です。また、国家試験対策も先生方の手厚いサポートがありますが、友達と教え合い、問題を出し合いながら勉強すると身につくと思います。
わたしの勤務する南1病棟は回復期病棟で、精神疾患を長期間患っている患者さんが入院しており、退院に向け支援している病棟です。救急とは雰囲気は異なりますが、症状に波がありその時々の状態に沿って介入したり、加齢や長期間の入院によりADLが低下している患者さんの介助をしたりしています。
今の領域(職種)に進もうと思った理由
7年間、静岡県立総合病院で勤務していましたが、県立病院機構の交流の制度を利用しこころの医療センターに異動となりました。2年間という限られた期間ではありますが、身体だけでなく、目に見えない疾患を抱えた患者さんとの関わり方について学ぶことができるということが大きなきっかけです。
将来の夢や今後挑戦したいこと(これからのキャリアプラン)
現時点では、私のキャリアプランについて明確になっていません。周りでは専門看護師や認定看護師が多く活躍しています。私もこれから自分が興味の持てる分野を見つけ知識を深めていけたらよいと思います。
後輩へのメッセージ
大学生活の4年間は勉強することや課題が多く、あっという間に過ぎてしまいます。学生の時に学んだことと、就職し実際に現場で働くこととギャップが生まれてくると思います。そのため早い段階から病院見学やインターンシップを利用し、実際に就職したい病院へ赴くことが大切です。また、国家試験対策も先生方の手厚いサポートがありますが、友達と教え合い、問題を出し合いながら勉強すると身につくと思います。