聖隷クリストファー大学│保健医療福祉の総合大学

看護師特定行為研修募集要項

聖隷で学ぶ特定行為研修

実践で求められる命を守る技術

医療従事者とは誰かと問われれば、「医師、看護師……」といつも医師と並んで存在するのが看護師です。医療が必要な人々には、即時に適切な技術を提供することが求められています。医師の即時の対応が難しい地域に住む人々への医療提供には、在宅看護に従事する看護師が対応します。看護師が実施する特定行為については、このような在宅領域からの要求が大きく影響していると考えられます。

聖隷クリストファー大学特定行為研修は、医療的ケアのニーズの原点である地域で暮らす人々に貢献できる人材育成をめざしています。医師との連携を土台に、医学的基礎知識と臨床推論の能力を高め、CureとCareを融合させて、人々の命を守る技術としての特定行為を修得するカリキュラムとなっています。高度実践看護師の教育課程で求められる「病理・病態」「臨床薬理」「フィジカルアセスメント」の科目については、放送大学のe-learning科目で学修します。大学院の科目ですので、今後大学院進学した場合、既修得単位として認められます。対面授業の看護専門科目、ディスカッションを中心とした演習、病院の総合診療科や在宅医療の場での実習など、特定行為の学修を通して、専門職に必要なことを身につけていきます。仕事をしながらの研修ですが、実践の課題を常に念頭に学修を進め、終了後には現場に還元することができます。

大学が実施する特定行為研修です。アカデミックな環境のなかで、専門領域の知識・技術をブラッシュアップし、人々の命を守る技術:特定行為を実践する専門職となることを期待しています。

修了生の声

特定行為研修終了後の実践活動と展望

Voice1

訪問看護ステーション上西 髙関 左保

私は、2020年3月に特定行為研修を修了し、現在訪問看護ステーションにて勤務しています。研修修了と同時に、地域の医師に手順書について説明し協力をお願いするところから始めました。

特定行為研修を終えたことにより、実際に神経難病やがん末期にて食事や水分摂取が困難になった利用者様に対して、根拠に基づいたアセスメントを行うことができるようになりました。そして、補液の必要性の有無について根拠をもって説明し、手順書に基づいた脱水の補正をタイムリーに行うことができるようになってきています。

今後は、特定行為を行ったケースについて医師と共に検討しながら今後の活動に生かしていきたいと考えています。また、このような特定行為を行う利点について地域で共有し、特定行為を行う看護師が増え、看護の力で地域の方々を支えることができたらと思います。

VOICE2

浜松市リハビリテーション病院 田中 直美

私は、浜松市リハビリテーション病院で摂食・嚥下障害看護認定看護師として勤務しています。摂食嚥下障害者は、誤嚥・窒息だけでなく低栄養・脱水など常にリスクを抱えています。異常の早期発見・対処および予防的な対応ができれば、リハビリテーションをより円滑に進めることができると考えています。

特定行為研修修了後、医師と連携を強めて対応できるよう、院内で各部署の協力を得ながらようやくシステムが整ってきたところです。今後、病棟看護師と共に患者の生活の質を向上できるよう活動していきたいと考えています。さらに今後を見据え、摂食嚥下障害患者に必要な指導・管理ができるよう、特定行為区分の追加受講を検討しています。

VOICE3

特別養護老人ホーム浜松十字の園萩田 妙子

私は、特別養護老人ホームに勤務しながら大学院で老年看護を学んだ後、特定行為研修を受講しました。生活の場である施設では、医師が不在の間看護師の判断が求められます。昨今、がん末期や複雑な病態の入居者が増えてきており、看取りケアもだいぶ様相が変わってきているなか、病気をもつ生活者を診る力が必要だと感じています。

今年度は学んだことをもとに、施設医師と相談し、入所者全員の事前指示書を再構成して、手順書を使用することが可能な体制にすることから始めました。今後は、看護チームのスキルアップと、高齢者の不要な環境変化をもたらす入院を少しでも減らすことをめざします。また、さらに必要な区分科目の習得機会を待望しています。