聖隷クリストファー大学│保健医療福祉の総合大学

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学科長あいさつ

新宮 尚人

教授・学部長・学科長

新宮 尚人

SHINGU NAOHITO

主な担当科目

精神領域作業療法学の基礎、精神領域作業療法学の応用、
作業療法概論、作業活動に伴う精神・身体的作用
(主に、統合失調症、うつ病を対象)

PROFILE ◉ 名古屋大学医療技術短期大学部作業療法学科卒業。広島大学大学院保健学研究科博士後期課程修了(保健学博士)。精神科病院での臨床、専門学校での教員を経て、2005年4月より本学教員。担当科目は、精神領域作業療法学の基礎、精神領域作業療法学の応用、作業療法概論など。

 普通の生活は、予期せぬ病いや災害、誰にでも訪れる老いによって困難となります。そのとき、体と心の機能の状態を分析して、困難となった生活機能への援助を行うことが作業療法士の役割です。本学科の教育は、「少人数で実施するPBL教育」、「医療・福祉施設に囲まれた理想的な環境」、「実践的な演習・施設設備」に特徴があります。特にPBL教育は「一匹の魚は1日の飢えを凌ぐが、魚の釣り方を学べば一生飢えることはない」という中国の老子の言葉の通り「答えを教えるのではなく、答えに辿り着く方法」を教えます。この過程で得られる論理的な思考力、計画的な遂行力、協調的態度は、臨床現場で求められる職業的能力に直結します。これらの教育基盤に、卒業後も地域での臨床実践や研究活動を通じ、最新の技術と知識を社会に還元できる人材の輩出をすることが作業療法学科の使命と考えております。

3つのポイントで、即戦力となる作業療法士を育成
Point1 少人数制で成長するPBL教育

PBLは Problem-Based Learning の略で、知識付与型ではなく能動的かつ問題基盤型の学習を行うための教育方法です。1学年30名の学生を5〜6人のグループに分け、グループごとにチューター(教員)の方向付けのもとに、提示された課題を解決しつつ作業療法学全般を学びます。これにより学生はグループディスカッションを通して主体的に学習し考える習慣が付き、コミュニケーション能力も向上します。

Point1

学習において主体的に取り組むことの重要性を示すものとして紹介されているのが、米国のNational Training Laboratoriesによる学習の記憶率を示すピラミッド図です。この図によれば、講義を聞く場合、学生は5%しか記憶せず、自分で読めば10%、視聴覚資料を見れば20%、デモンストレーションを見れば30%、グループディスカッションをすれば50%、実際に自分でやってみれば75%、そして他者に教えれば90%記憶するというものです。
PBLでは、学生は問題についてディスカッションし、実際に調べ、本を読み、そして発表によって他人に教えるというさまざまな過程を経験することになり、単に講義を聞くのに比べ、はるかにしっかりと理解し、記憶できるものと考えられています。

Point2「生きた学び」に出合える、理想の環境

 全国約144施設、従事者約13,000人を擁する聖隷グループは、日本有数の医療・福祉・教育集団。キャンパス周辺には20以上の医療・福祉施設が集まり、“医療・福祉・教育のまち”をつくっています。学生たちは、この生きた学びに恵まれた環境を十分に生かし、学習や実習、ボランティア活動に積極的に取り組んでいます。
作業療法学科では、実際に作業療法を受けている対象者の方を授業に招いてお話を聞くなど、対象者の方が参加する授業を行っています。教科書には書かれていない大切な心を学んでいます。

Point2

Point3 実践的な演習・施設設備

講義で得た知識や技術を実践するために、学生同士の実習に加え、周辺施設から対象者に来ていただき、学生が実際に治療援助をする演習を取り入れています。たとえば、園芸を用いた作業療法では学生が他の演習で製作したプランターに、対象者と一緒に花を植えるという作業を通じ、知識・技術を実践する力を身につけます。また、織り機や陶芸の電気窯をはじめ、高齢者体験、障害体験、トレーニングキッチンなど多彩な作業療法を実践できる施設設備も充実しています。

Point3

光トポグラフィー装置

この装置では、脳の賦活によって生じる大脳皮質の酸素化ヘモグロビン濃度、還元ヘモグロビン濃度、総ヘモグロビン濃度の時間的変化を周波数変調方式によって即時に計測できます。

光トポグラフィー装置

ADL入浴シミュレーター

スイッチひとつで高低調節可能。また移動式で配置換えができ、訓練やテストが効果的に行われるような配慮がされています。

>ADL入浴シミュレーター<

感覚統合療法器具

五感や、バランスに必要な前庭覚、運動に必要な固有受容覚などを統合することに障がいのある子どもなどの治療に使う器具です。

感覚統合療法器具

ドライビングシミュレーター

障がいのある方の自動車運転能力を判定することができます。ハンドル操作やブレーキのタイミング、判断能力を含め立体映像により運転技能評価および訓練に使用することができる装置です。

ドライビングシミュレーター

サポート体制

 作業療法学科では、1年次からアドバイザーによる個別の学習・生活支援、2年次は少人数グループによる学内演習指導、3年次は実習担当者による臨床実習支援、4年次は個別指導による国家試験対策・就職活動支援…と、入学から卒業まで強力なサポート体制でバックアップしています。

国家試験/就職