言語聴覚学科
4つの特色
01. 隣人愛を実践する言語聴覚士の育成
建学の精神である「生命の尊厳と隣人愛」に基づいた教育を行っています。対象者やその家族、一人ひとりをかけがえのない人としてとらえ、不安や苦痛、悲しみを理解し、仕え・支え・尽くすことに誇りをもてる言語聴覚士の育成をめざしています。常に相手の立場に立って相手に心から寄り添い、言語聴覚療法を提供する、聖隷マインドをもつ言語聴覚士を育てています。
02. クリティカルシンキング(探求型)教育
言語聴覚士が対象とする方々が抱えている問題はそれぞれ異なり、一人として同じ方はいません。そのため、知識を学ぶだけでは、その方にとって最適な支援はできません。「どうしてそうなるのか」「どうすればいいのか」常に疑問をもち、それらを解決する力が必要です。本学科では、実践的演習やアクティブラーニングによる授業で、論理的かつ批判的に思考ができる力を身につけます。
03. 少人数教育による個々に合わせた効果的な教育
本学科は25名定員の少人数教育を行っており、1年次から4年次まで、教員1名に対し3~4名の小グループ指導が実現できています。学内演習では個々に合わせたきめ細かな指導ができるとともに、臨床経験豊富な教員から、生きた知識と臨床技能を直に学ぶことができます。学外での臨床実習は、教員が実習指導者と常に連携を取りながら、学生の実践的な学びを支援しています。
04. 言語聴覚療法をグローバルにとらえる
現在、医療分野だけでなく社会のどの分野でも求められているのは、多種多様な価値観と文化、自国の文化を理解し、グローバルな感覚をもつ人材です。本学科では、多彩なプログラムや海外の大学との交流、海外研修などで、世界の医療やリハビリテーションに触れる機会を多く設けています。グローバルな視野と国際感覚、高い語学力をもち、言語聴覚療法の知識・技術を高められる力を養います。
ページ内目次
言語聴覚士ってどんな仕事?
目に見えず理解されにくい「ことば」の障害は私たちの一生を左右する重大な問題です。
人が生活する上で大切な「ことば」。病気や事故で脳や口の機能が損なわれると、ことばを理解したり、話をしたりすることができなくなります。もし、あなたが言語聴覚障害になったら勉強がやりにくくなったり、周囲の人とコミュニケーションをとることも難しくなってしまうでしょう。また、生まれつき言語聴覚障害があったとしたら、ことばを十分に身につけることすら困難になります。ほかにも、口や喉の機能が低下すると話すことだけでなく、食べることや飲み込むことが難しくなることもあります。言語聴覚障害をもつ方々がその人らしく幸せに暮らせるように支援するのが「ことば」のスペシャリストである言語聴覚士の仕事です。
例えば、言語聴覚士は こんなことをします
学科長メッセージ
少人数教育で理論と臨床の実践を学ぶ
学科長/谷 哲夫
本学言語聴覚学科の特長は、入学定員が他の言語聴覚士養成校に比して少ないことが挙げられます。また、グローバル教育、卒後教育にも力を入れています。入学定員が少ないことにより、学生一人ひとりに対して細やかな指導が可能になります。学生の声を教員全員で共有し、その人らしい言語聴覚士像を描けるようサポートしていきます。グローバル教育としてはハワイ大学での言語聴覚学研修をはじめ、テキサスA&M国際大学の学生・教員との交流など国際交流が盛んです。リハビリテーション学部では、グローバルな視点での活動に興味がある学生を求めていますので、ぜひ挑戦してください。卒後教育に関しては、卒業生や専門職、地域住民の方を対象に公開講座を開催し、言語発達障害、構音障害、摂食嚥下障害、聴覚障害、吃音などをテーマに本学科の教員が講義を行っています。本学科の教員は、学生一人ひとりに向き合い、学生たちの夢を実現できるよう支援しております。新型コロナウイルス感染症の影響で、医療・福祉の環境が著しく変化しました。本学での4年間で、新しい時代を切り開いていく力をぜひ蓄えてください。応援しています。