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学部・大学院・専門学校


ソーシャルワークコース


ソーシャルワークコースには、注射を打つといった「手技」にかかわる学修はありません。そのかわりに、社会の中で「生きづらさ」を抱える人々の問題を「他人事」とはせずに「放っておいてはいけない問題」としてとらえる力、すなわち「人権」と「社会正義」という基盤に立って、個人や社会に潜む「目には見えにくい問題を発見する力」の育成を重視します。そして発見した問題の解決にあたっては、専門職だけでなく地域に暮らす人々を巻き込み、時間はかかっても決してあきらめない、そのような人材の養成をめざしています。

取得をめざせる資格:社会福祉士、精神保健福祉士


カリキュラム

※クリックすると拡大します
※1)太字は必修科目です。2)色字は演習科目です。

授業ピックアップ

ライフサイクルとソーシャルワーク(1年次)

現代社会のこども・若者が直面しやすい諸問題やそれらの社会的背景をソーシャルワークの視点から理解できるよう、講義の受講、グループワーク、グループ発表を通して学びます。これまでに扱ったテーマは「若者の社会的自立・若者の自殺」「不登校・ひきこもり」「発達障がい・いじめ」「母子保健」です。1年次から、議論する、調べる、発表する等のアクティブラーニングを実施することで、主体的に学ぶ姿勢が身についていきます。
インターンシップI(2年次)

大学周辺に多くの社会福祉関係の施設や事業所がある本学の教育環境の「強み」を最大限に生かした実習科目です。10月から12月下旬までの2カ月半、毎週木曜、授業を終えた午後にそれぞれの実習先へ足を運び、利用者や職員の方々との交流を通して、現場で必要とされる「実践力について考える」学びを積み重ねます。実習を終えた翌日には、教員の指導のもと学内授業で各自が自分の実習を丁寧に振り返り、翌週の実習に向けて準備を整えます。
スクール(学校)ソーシャルワーク論(3年次)

スクールソーシャルワークの理論と実践を、今日の子どもを取り巻く学校・家庭・地域の現状を踏まえながら学びます。学校における諸問題への対応はもとより、社会問題となっている虐待や貧困が子どもに与える深刻な影響を考えると、学校にソーシャルワーカーが存在する意義は非常に大きいといえます。講義では具体的な事例も交え、子どもが健やかに育つ環境をつくるためにスクールソーシャルワークの果たすべき役割・可能性について学修を深めていきます。
精神保健福祉演習II(4年次)

「精神保健福祉実習」の経験を踏まえ、長期入院している精神障がいのある方の生活上の課題や必要な支援を把握するため、個人やグループによる実技指導を行います。精神障がいのある方、そのご家族への具体的な援助場面を想定した模擬面接、受理面接、課題分析、支援の計画、支援、経過観察を実施します。2カ月間にわたる模擬面接は現実の時間軸と連動させるものであるため、現実的な相談場面を体感できます。

実習について

実習には「国家資格と関連する実習」「認定資格と関連する実習」「本学独自の実習」の3種類があります。主な実習と時間数は以下の通りです。
種別 科目名 時間数
国家資格関連実習 ソーシャルワーク実習I・II 240時間以上
精神保健福祉実習 210時間以上
認定資格関連実習 スクールソーシャルワーク実習 90時間以上
本学独自関連実習 福祉実習Ⅳ(医療ソーシャルワーク実習) 2週間
※すべての実習の前後に「実習指導」を行います。