ハラスメント
ハラスメント対応啓発リーフレット~「ハラスメント」絶対に許しません。~
本学園では「ハラスメントは全員が許さない」ことを方針として掲げ、その共通理解と風土づくりを徹底していくため、2016年度に本リーフレットを作成し、周知徹底を図っております。
本学園の取組み
本学園は、教育職員・事務職員および大学院生・学生・生徒が個人として尊重され、良好で安全な教育研究環境や労働環境のもとで就労または就学することができるよう、その重大な障害となる人権侵害や性差別としてのハラスメントを防止し、ハラスメントに起因する問題が発生した場合には、被害が拡大し深刻化することがないよう迅速かつ適正な対応を図るよう規程を定めています。
ハラスメントの種類
ハラスメントの行為には、性差別によるものだけでなく、地位や権力を濫用した嫌がらせなどのハラスメント行為(アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメント等)も含まれます。以下に、ハラスメントになり得る事例を示しますので、以下に示す事はもちろん、この他の事例であっても該当すると思われる行為を行わないよう十分認識してください。
セクシュアル・ハラスメント
- 本人が意図するとせざるとにかかわらず相手を不快にさせ、脅威を感じさせ、尊厳を傷つけるような性的言動を行うこと
- 教育研究上、就業上の地位・権力を利用して、性的要求や性的言動を行い、相手の対応によって利益を供与し、あるいは不利益を被らせること
- 性的な言動や掲示等により、教育、研究、就業及び課外活動等の環境を悪化させること
アカデミック・ハラスメント
教育研究の場において指導的立場にある者が、指導を受ける者に対し、本人が意図するとせざるとにかかわらず、精神的な苦痛や脅威または研究・就学上の不利益を与えるような言動を行うことをいいます。
パワー・ハラスメント
就業の場において業務上優越的立場にある者が、職務遂行上従属的立場にある者に対し、本人が意図するとせざるとにかかわらず、精神的な苦痛や脅威または不利益を与えるような言動を行うことをいいます。
ハラスメントを起こさないために
意識の大切さ
ハラスメントをしないようにするためには、まず次のような意識をもつことが大事です。
- お互いの人格を尊重しあうこと。
- お互いが大切なパートナーであるという意識を持つこと。
- 相手を性的な関心の対象としてのみ見る意識をなくすこと。
- 異性を劣った性として見る意識をなくすこと。
相手の判断の大切さ
性に関する言動に対する受け止め方には個人間や男女間、その人物の立場等で差があります。
ハラスメントに当たるか否かについては、相手の判断が重要となります。具体的には、
- 親しさを表すつもりの言動であったとしても、本人の意図とは関係なく相手を不快にさせてしまう場合があること。
- 不快に感じるか否かには個人差があること。
- この程度のことは相手も許容するだろうという勝手な憶測をしないこと。
- 相手との良好な人間関係ができていると勝手な思い込みをしないこと。
- 相手が拒否し、又は嫌がっていることが分かった場合には、同じ言動を繰り返さないこと。
- 相手からいつも拒否の意思表示があるとは限らないこと。
周囲の気配りの大切さ
- 職場の同僚、友人、クラスメイトなどがハラスメントの被害を受けていることを見聞きした場合は、本人に声をかけて相談に乗ってあげて下さい。
- 被害者は「恥ずかしい」、「トラブルメーカーとのレッテルを貼られたくない」、「仕返しが怖い」などの考えから、他の人に対する相談をためらうことが多いからです。被害を深刻にしないように、気が付いたことがあれば、気軽に声をかけることが大切です。
- また、ハラスメントと思われる行為をしている者へ、機会を捉えて注意を促すことなども必要な行動です。
ハラスメント被害にあってしまったら
一人で我慢しているだけでは、問題は解決しません。ハラスメント行為を無視したり、受け流したりしているだけでは、必ずしも状況は改善されません。ハラスメントに対しては毅然とした態度をとり、明確に自分の意思を相手に伝えることが重要です。しかし、背景に上下関係が存在する場合には直接相手に言いにくい場合は考えられます。また、「トラブルメーカーというレッテルを貼られたくない」「恥ずかしい」などと考えがちになり、相談をためらうこともありますが、被害を深刻なものにしないためにも、勇気を出して行動しましょう。まず、同僚や友人等身近な信頼できる人に相談することが大切です。そこで解決することが困難な場合には、相談窓口の相談員に相談する方法を考えます。相談にあたってはハラスメントが発生した日時や内容等を記録しておくことが望ましいです。
ハラスメント相談窓口のご案内
- ハラスメントの被害に遭った方、ハラスメントと思われる行為で悩んでいる方は学内の相談員へ申し出下さい。
- 相談員にアポイントメントを取り、直接面談するほか、手紙、電子メールでも相談を受けることが出来ます。
- 相談員の学部・学校にこだわらず、信頼できる教職員に相談して下さい。
- 相談者のプライバシーは厳重に守られますので、安心してご相談下さい。
- 相談や救済の過程においては、相談者の意思が尊重されます。
ハラスメントの解決に向けて
ハラスメントの解決方法には、相談、調停、調査に基づく救済・処分の解決方法があります。
なお、ページにつきましてご意見、ご質問等ございましたら、お手数ですが法人事務局企画部管理担当メールもしくはお電話にてご連絡をお願い致します。(general-dept@admin.seirei.ac.jp tel.053-436-5311)