大学院について
学長メッセージ 高度専門職業人の育成をめざす
聖隷クリストファー大学 学長
大城 昌平
本学大学院は、建学の精神であるキリスト教精神に基づく「生命の尊厳と隣人愛」に裏付けられた人間性の上に、高度の専門的な知識と技術を備えた高度専門職業人、研究・教育者の育成と、アジアを中心とした保健医療福祉の教育研究の拠点形成をめざしています。
博士前期課程では、倫理性と広い視野に立った学識、研究と実践の能力を有し、組織のリーダーとして活躍し得る、実践的な高度専門職業人を育成します。また博士後期課程では、より高度の専門性を基に自立した研究と学術活動を行い、学問分野の発展を担うとともに、国際的にも活躍し得る研究・教育者を育成します。
大学院生の皆さんが、保健医療福祉の未来を担う創造的かつ革新的な知の創造と技術の開発をめざし、また高い倫理性を備えた高度専門職業人、研究・教育者に成長することを願っています。
博士前期課程では、倫理性と広い視野に立った学識、研究と実践の能力を有し、組織のリーダーとして活躍し得る、実践的な高度専門職業人を育成します。また博士後期課程では、より高度の専門性を基に自立した研究と学術活動を行い、学問分野の発展を担うとともに、国際的にも活躍し得る研究・教育者を育成します。
大学院生の皆さんが、保健医療福祉の未来を担う創造的かつ革新的な知の創造と技術の開発をめざし、また高い倫理性を備えた高度専門職業人、研究・教育者に成長することを願っています。
概要
目的
聖隷クリストファー大学大学院の目的
聖隷クリストファー大学大学院は、建学の精神であるキリスト教精神による「生命の尊厳と隣人愛」に基づき、看護学、リハビリテーション科学、社会福祉学の、高度かつ専門的な理論および応用を教授研究し、深奥な学識と研究能力を養い、保健医療福祉に関わる専門教育の向上・発展に寄与するとともに人々の健康・安寧と福祉に貢献することを目的とする。
(大学院学則第1条)
(大学院学則第1条)
博士前期課程の目的 本大学院博士前期課程は、広い視野に立って精深な学識を授け、看護学、リハビリテーション科学、社会福祉学の分野における研究能力、または高度の専門性を要する看護、リハビリテーション、福祉の実務ならびに教育に携わる者等に必要な高度の能力を養うことを目的とする。 |
(大学院学則第5条第1項)
博士後期課程の目的 本大学院博士後期課程は、幅広い視野で人間と社会を捉え、看護、リハビリテーション、社会福祉の各専門分野およびそれらの連携・協働について深く追求し、自立して研究活動を行い得る優れた専門性と人間性を備えた、広く世界に通用する高度専門職業人を育成することを目的とする。 |
(大学院学則第5条第2項)
大学院の構成
取得できる学位
▶博士前期課程 修士(看護学・リハビリテーション科学・社会福祉学)
▶博士後期課程 博士(看護学・リハビリテーション科学・社会福祉学)
▶博士前期課程 修士(看護学・リハビリテーション科学・社会福祉学)
▶博士後期課程 博士(看護学・リハビリテーション科学・社会福祉学)
聖隷学園宗教主任メッセージ
キリストを運ぶ姿勢と、深奥をきわめる研究
聖隷学園宗教部主任
キリスト教センター長
社会福祉学研究科 准教授
仲 義之
「大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的とする。」(学校教育法99条)
大学院では、科学的研究の「深奥をきわめる」ことが問われます。人々の目に隠されている真理を、飽くなき調査・研究と精密な理論構築をもって世に打ち出し、人々の救いや文化の進展に繋げていく事に、大学院の面目があります。
聖隷の創立者である長谷川保は三方原の土地購入時の記録を『夜もひるのように輝く』の中に残しています。「新しい土地」(p.88以下)との題で、最終的には慈善活動家である賀川豊彦からの献金運動の提唱と協力に拠って実現するのですが、それ以前から長谷川保本人による「広範な土地の渉猟」「金額の調査」「迫害時の対策としての公道の重要性」「川の存在」「風を避けられる谷間の土地活用」といった当時の結核患者の状況を鑑みての調査があり、さらに県や地域の組合の担当者との継続的な交渉や、情報交換があった様子も描写されています。
聖隷にはこのような粘り強さの伝統があります。困難を前にしても神に信頼しつつ、入念な準備や調査、交渉、経済的裏付けを着実に積み重ねる「レジリエンス(resilience)」とも形容すべき内実です。殉教者クリストファーが、重い少年の姿をしたキリストを川の向こう岸まで運切ったように、困難を乗り越え、隣人に救いを届けるための「深奥をきわめる」粘り強い研究者が多く育成されるよう、期待され、祈られています。
大学院では、科学的研究の「深奥をきわめる」ことが問われます。人々の目に隠されている真理を、飽くなき調査・研究と精密な理論構築をもって世に打ち出し、人々の救いや文化の進展に繋げていく事に、大学院の面目があります。
聖隷の創立者である長谷川保は三方原の土地購入時の記録を『夜もひるのように輝く』の中に残しています。「新しい土地」(p.88以下)との題で、最終的には慈善活動家である賀川豊彦からの献金運動の提唱と協力に拠って実現するのですが、それ以前から長谷川保本人による「広範な土地の渉猟」「金額の調査」「迫害時の対策としての公道の重要性」「川の存在」「風を避けられる谷間の土地活用」といった当時の結核患者の状況を鑑みての調査があり、さらに県や地域の組合の担当者との継続的な交渉や、情報交換があった様子も描写されています。
聖隷にはこのような粘り強さの伝統があります。困難を前にしても神に信頼しつつ、入念な準備や調査、交渉、経済的裏付けを着実に積み重ねる「レジリエンス(resilience)」とも形容すべき内実です。殉教者クリストファーが、重い少年の姿をしたキリストを川の向こう岸まで運切ったように、困難を乗り越え、隣人に救いを届けるための「深奥をきわめる」粘り強い研究者が多く育成されるよう、期待され、祈られています。
ポリシー
聖隷クリストファー大学 大学院の「学位授与の方針」「教育課程編成・実施の方針」「入学者受入れの方針」をご紹介いたします。
大学院学則
学位論文要旨等の公表
学位規則(昭和28年文部省令第9号)第8条及び聖隷クリストファー大学学位規程第9条の規定に基づき、本学において授与した博士の学位について博士論文の要旨及び論文審査結果の要旨を公表します。
研究科紹介
学びの4つの特色
特色1 働きながら学べる
本学では、有職者の方が休職あるいは退職することなく在職のまま就学できるよう、体制を整えています。
通常より長い期間をかけて修了する「長期在学コース」
有職者の方でも無理せず学べるコース展開
博士前期課程は2年間の課程を3年間で、博士後期課程は3年間の課程を4年間で修了する「長期在学コース」を設けています。この制度により入学を希望される場合は、出願時に申し出が必要です。
博士前期課程は2年間の課程を3年間で、博士後期課程は3年間の課程を4年間で修了する「長期在学コース」を設けています。この制度により入学を希望される場合は、出願時に申し出が必要です。
夜間・土曜日を中心としたカリキュラムと遠隔システム
受講しやすい時間帯設定とサポートシステム
講義・研究指導は夜間や土曜日など、可能な限り有職者の方が受けやすい時間帯に設定しています。また、講義形式の授業を遠隔システムにより受講できる機会も設けています。
講義・研究指導は夜間や土曜日など、可能な限り有職者の方が受けやすい時間帯に設定しています。また、講義形式の授業を遠隔システムにより受講できる機会も設けています。
特色2 キャリアアップにつながる学び
看護学研究科博士前期課程の「高度実践看護コース」では、6領域において専門看護師を育成しています。また、看護管理学領域での学びにより、認定看護管理者の資格を得ることができます。
リハビリテーション科学研究科博士前期課程には「教育学コース」を設け、教員や管理職をめざす方を支援。
社会福祉学研究科では職場での課題解決のために進学する方が多く、大学院生は専門職としての力をさらに高めています。
リハビリテーション科学研究科博士前期課程には「教育学コース」を設け、教員や管理職をめざす方を支援。
社会福祉学研究科では職場での課題解決のために進学する方が多く、大学院生は専門職としての力をさらに高めています。
特色3 充実した学修・研究環境
保健・医療・福祉施設に囲まれた学修環境
聖隷グループは、社会福祉法人聖隷福祉事業団をはじめとする複数の法人からなり、国内外の300カ所以上で保健医療福祉・教育施設を運営しています。大学周辺には、20以上の医療・福祉施設が集まっていることから、施設との連携・協働により、研究活動を進めることができます。また、聖隷グループの総合病院・施設において第一線で活躍している医師や専門職者が担当する講義や演習もあり、最新の情報に基づいた研究を進めることができます。
研究科の枠を超えて学ぶ共通科目
現場において緊密な連携・協働が求められる、3研究科の大学院生が共に学ぶことができる共通科目を設けています。博士前期課程では12科目を設け、関連の深い諸科学について理解を深めるとともに、研究力を高めます。博士後期課程では、6科目の中にインタープロフェッショナルワーク関連の2科目を配置し、保健医療福祉の連携をはかり総合的なチームアプローチの推進に資する研究・教育を展開していくことで、実務者としての高度な知識と指導力を養います。
いつでも利用できる大学院生研究室・図書館
5 号館5・6 階を大学院エリアとし、ゼミ室のほか、研究室・談話室・休憩室などの施設・設備が整えられています。特に大学院生研究室は24時間セキュリティシステムに守られ、平日夜間や休日を問わず、安全かつ快適な環境で自由に学修・研究することができます。
図書館も5号館にあり、大学院生は図書館閉館時でも必要に応じて図書館に入退出し、資料閲覧、図書の貸出、文献複写等の利用ができます。また、図書館の機能を十分に活用できるために、各データベースの講習会を開催。約12万冊の図書と約4千種の雑誌を所蔵しています。
特色4 学びを支えるサポート体制
大学等を卒業して学士の学位を取得していない方が大学院で学べるよう、また、関心のある大学院科目を受講できるよう制度を設け、学ぶ意欲をサポートしています。
入学資格審査 | 学士の学位を取得していない方で、修士の学位を取りたいと考えている方を対象とした制度です。 短期大学、専門学校等を卒業後、他の教育機関での学修経験や一定の臨床経験、あるいは教職経験を経て業績等がある方には、学士の学位がなくても入学資格審査を受けて受験の機会が得られる制度があります。この制度を利用して受験する場合は、出願前に入学資格審査が必要になります。 |
科目等履修 | 大学院入学資格のある方を対象に大学院の正規の授業を開放しています。科目等履修生は講義科目の中から履修科目を選択できます。受講して修得した科目の単位は、入学後に、修了に必要な単位の一部として認定されます。入学前に本学の科目等履修生として修得した単位は、正規学生として入学した後、既修得単位として認定しています。また、その単位修得に要した履修料を授業料から減免します。 |
研究生制度 | 大学院入学資格のある方を対象に、興味のある研究分野の教員と共に1年間研究に携わることができる制度です。大学院での学修を始める前に、本学での研究内容を知ることができます。 |
院生研究費 | 大学院生には博士前期課程、博士後期課程とも在学中に使用できる研究費があります。 |