グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


聖隷クリストファー大学 大学院


博士前期課程



教育・研究指導概要および内容

理学療法学分野

理学療法科学領域
◇概要◇
解剖学、生理学、神経科学、運動学および運動生理学などの理学療法学分野の基本となる課題、理学療法士の新しい教育手法、教育効果を証明するための科学的な検証方法を学修します。博士前期課程の講義では、研究機器の測定方法、データの読み方および解析手法など、実験的研究で必要な技術について学修します。博士後期課程では、博士前期課程を踏まえ、国際社会でも活躍できる研究者ならびに高度専門職者を養成することをめざします。
◇内容◇
  • 産業保健分野における健康増進と職業病予防に関する研究
  • 動脈硬化関連疾患の発症予防に関する研究
  • 健康増進や介護予防のデータ分析と活用に関する研究

  • 痛みの主観的評価と神経生理学的反応に関する研究
  • 痛みに対する物理的刺激の効果と神経生理学的反応に関する研究
  • ペインリハビリテーションに関する研究

  • 理解状況や教授方法のモデル化に関する研究
  • 効果的な学習を支援するインストラクショナルデザインに関する研究
  • ICTを用いた学習環境の設計・実装及び評価に関する研究

  • 運動器疾患の評価や治療に関する研究
  • 運動療法の効果や生体に及ぼす影響に関する研究
  • スポーツ外傷や障害に対する理学療法および予防に関する研究

  • 腎代替療法と保存期腎不全に対する腎臓リハビリテーション
  • 慢性期・生活期領域の内部障害リハビリテーション
  • 運動生理学を基盤とした生体の代謝反応の解析に関する研究
理学療法開発学領域
◇概要◇
神経系、運動器系、内部系障害の理学療法について、科学的理論を背景とする検証技術を学修し、新たな理学療法の評価および治療法を開発する方法を学修します。博士前期課程の講義では、質的および量的研究、ケーススタディ、観察および介入研究などの臨床研究で必要な研究方法、効果検証を学修します。博士後期課程では、博士前期課程を踏まえ、国際社会でも活躍できる研究者ならびに高度専門職者を養成することをめざします。
◇内容◇
  • 新生児・乳幼児の神経行動発達に関する研究
  • 発達障がい児の発達支援とリハビリテーションに関する研究
  • 理学療法士教育に関する研究

  • 呼吸リハビリテーションと呼吸理学療法に関する研究
  • 心臓リハビリテーションおよび心疾患の予防に関する研究
  • 集中治療領域および周術期のリハビリテーションとケアに関する研究

  • 高齢者や慢性疾患患者の介護予防に関する学際的研究
  • 運動行動の変容に関する研究
  • 高齢者の転倒・骨折予防を目的とした臨床・疫学研究

  • 呼吸リハビリテーションと呼吸理学療法の評価および治療に関する研究
  • 呼吸器感染症に対するリハビリテーションおよび予防に関する研究
  • 慢性呼吸器疾患に関する疫学的研究

作業療法学分野

作業療法科学領域
◇概要◇
作業療法は、「作業」が「人間の健康に寄与する」という信念から発展した分野です。この領域では「人-作業-環境」の関係を、臨床とも結びつけて意味、機能、形態の側面から研究します。博士前期課程の講義では、作業療法の歴史的変遷とこれまで作業療法が到達した理論や哲学的背景について学びます。研究では各院生の興味や周辺のテーマについて文献レビューから始め、研究計画書作成、データ収集、修士論文執筆へと進めます。博士後期課程では、博士前期課程で述べたことをさらにさらに深く探究し博士論文を完成させます。
◇内容◇
  • 特別支援教育における作業療法支援等に関する研究
  • 発達障害児・者の保護者支援に関する研究
  • 地域における子育てシステムの構築に関する研究

  • 地域在住の精神障害者を対象にした質的研究
  • 精神科作業療法の新たな介入技法の開発とその効果検討
  • 多職種連携に関する研究
作業療法開発学領域
◇概要◇
作業療法に関する最新の研究動向に触れ、臨床への応用と解決すべき課題について検討します。研究対象は個人・家族・地域など、専門領域やテーマに応じてさまざまな設定が考えられるため、まずは関連領域の研究論文のレビューを通じて、現時点の到達点の確認、未解決の課題の発見をめざします。そして、研究疑問をどのように検証可能な形で表現するか、データに基づく分析とはどのようなものか、その結果をどのように読み解くのかなど、臨床研究の基本的要素を理解します。博士後期課程では、博士前期課程で学んだ研究方法論を知識基盤とし、実践的課題の吟味と解決方法を探求します。
◇内容◇
  • 精神障害者の作業体験に伴う精神・身体的感覚に関する研究
  • 精神障害者の地域生活における自立支援・再発予防に関する研究
  • 精神・認知・行動の障害に起因する社会的問題に関する研究

  • 身体障害領域における作業療法の効果に関する研究
  • リハビリテーション分野における健康関連QOLに関する研究
  • 医療技術のアウトカムに関する研究

  • 障害者の就労支援に関する研究
  • 精神障害作業療法の地域支援に関する研究
  • メンタルヘルスに関するプログラム開発に関する研究

言語聴覚学分野

言語聴覚障害学領域
◇概要◇
博士前期課程では、失語症、高次脳機能障害、聴覚障害に対する基礎研究や評価、検査法の研究開発を行います。また、さまざまな要因によって起こる障害に対する病態解析、さらに回復のメカニズムと言語聴覚療法(治療アプローチ)について研究します。科学的な視点をもちながら、人の心に寄り添った治療法を開発実践できる人材の育成をめざします。博士後期課程では、博士前期課程で学んだ最新知見を収集した上で分析し、新たな理論や臨床技術を開発します。
◇内容◇
  • 定型発達児の語彙・統語・談話の発達研究
  • 言語発達障害児の語彙・統語・談話の発達と評価に関する研究
  • 発達障害児のナラティブと会話の研究

  • 高次脳機能障害の診断およびリハビリテーションに関する研究
  • 認知症の診断およびリハビリテーションに関する研究
  • 認知症の家族心理教育に関する研究

  • 在宅用失語症訓練アプリケーションソフトの開発(企業と共同)
  • 失語症の予後予測と改善要因に関する研究
  • 発達性吃音児の自己肯定感と吃音の進展との関係に関する研究

  • 聴覚障害児の聴力評価と聴覚補償に関する研究
  • 幼児・学童におけるナラティブ発達の機序の解明と指導法の開発
  • インクルーシブ環境にある障害児のコミュニケーション支援に関する研究
摂食嚥下障害学領域
◇概要◇
博士前期課程では、摂食嚥下障害学と発声発語障害学に関する最新知見や理論を学びます。摂食嚥下障害学と発声発語障害学に含まれる障害は、音声障害、発話障害、流暢性障害、摂食嚥下障害があり、いずれも多分野との共同研究や共同活動を通じて学際的な思考力を養います。同時に高度な臨床力を学びます。博士後期課程では、摂食嚥下障害や発声発語障害の評価治療法の開発、支援方法の開発、理論構築に向けた研究を行い、新たなる知の創造へ貢献するとともにそれを担う研究者、臨床家、教育者を育成します。
◇内容◇
  • 摂食時の運動制御・神経制御機構に関する研究
  • 口腔運動の可視化に関する研究
  • 摂食嚥下訓練の効果判定及び訓練手技開発に関する研究

  • 摂食嚥下リハビリテーションの評価法および訓練法の開発に関する研究
  • 咀嚼・嚥下時の顎口腔顔面運動と筋活動動態に関する研究
  • 摂食嚥下障害の予防に関する研究

研究内容・教員紹介

教育課程


修士論文題目

博士前期課程修了生の研究テーマ

  • 認知症を呈する大腿骨近位部骨折術後患者における痛みの感覚評価に関する研究
  • 血液透析患者における透析後の運動中の循環動態と骨格筋血流の変化-非透析日との比較-
  • 回復期脳卒中患者のサルコペニアと身体機能の関連性の検証
  • 中国と日本における新生児リハビリテーションの医療システムの比較研究
  • 慢性呼吸器疾患患者における摂食嚥下と食欲の食事摂取能力障害とサルコペニア、身体機能に関する研究
  • 視覚障害乳幼児の子育て支援における作業療法士の介入の現状と役割
  • 回復期リハビリテーション病棟入院患者の不安が健康関連QOLとADLに与える影響-前向きコホート研究-
  • 自然を利用したプログラムによる職業準備性ピラミッドへの影響テキストマイニングを用いた心理変化の探索
  • 回復期リハビリテーション病棟における認知機能障害者のQOLに対するADL、作業適応、性格の影響-構造方程式モデリングを用いた検討-
  • 表面温度が異なる食物摂取時の口腔運動の相違

修了生の声・留学生の声

田畑 吾樹さん

2023年度 修了
勤務先:聖隷佐倉市民病院

大学院では研究に必要な知識だけでなく、研究過程で直面した課題に対する解決力や人間性も学ぶことができました。今後は、大学院で得た知識や技術、研究成果を患者さんやスタッフ、地域社会に還元しながら、自身の研究分野のさらなる発展に努めていきたいと思います。

陳 嵐さん

外国人留学生
2022年10月 入学、2024年9月 修了見込み

この度の留学では、日本の高齢者の地域包括ケアシステムと地域看護及び地域リハビリテーションについて学びました。論文作成では、中国と日本の制度の違いなどについて先生方や他の院生とディスカッションし、多様な視点で物事を探求することができました。修了後も学びを続け、母国中国の高齢者の医療保健福祉に貢献します。

時間割