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聖隷クリストファー大学 大学院

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[博士前期課程]研究内容・教員紹介


研究内容・教員紹介

理学療法科学領域 矢倉 千昭 教授
学位:博士(医学)
研究キーワード:介護予防、安全衛生、生活習慣
研究テーマ:高齢者の介護予防、企業の安全衛生管理、生活習慣病の予防
予防医学の視点に基づく理学療法戦略の構築
リハビリテーション対象疾患の発症・再発予防は、理学療法分野の重要な課題です。当研究室では、地域住民の肥満や生活習慣病、動脈硬化性疾患の予防、また就労者の健康増進や職業病の予防について、運動学・運動生理学・疫学的な視点に基づく検証課程を通じ、理学療法戦略を構築できる専門家および教育者の育成を目標としています。

理学療法科学領域 金原 一宏 教授
学位:博士(リハビリテーション科学)
研究キーワード:ペインリハビリテーション
研究テーマ:骨関節・神経疾患など慢性疼痛患者の評価・治療に関する研究
痛みを探求し、痛み治療に貢献するセラピストの育成
痛みのなかでも特に慢性痛症は、新たな痛みの疾患と認識されています。当研究室では、痛みを専門とするセラピストの育成をめざし、痛み治療の充実を図り、慢性痛症に対しては多角的かつ包括的な視点でアプローチを研究します。痛みを科学的にとらえ人に与える影響を神経生理学的に理解し探究することで、患者さんのQOL改善をめざします。

理学療法科学領域 津森 伸一 教授
学位:博士(工学)
研究キーワード:リメディアル教育、学習者モデル
研究テーマ:データサイエンス教育のための学力を獲得する数学独習システムの開発

理学療法科学領域 根地嶋 誠 教授
学位:博士(リハビリテーション科学)
研究キーワード:運動器、成長期、スポーツ
研究テーマ:運動器疾患やスポーツ傷害の発生メカニズム・予防等の研究
運動器疾患に対する理学療法士の役割を探求する
運動療法ひとつとっても、効率的な方法、効果の発生機序など、まだまだ不明な点があります。研究では、運動器疾患に対峙する理学療法士が果たすべき役割を踏まえ、理学療法学的な評価、予防、治療における新しい価値の創造をめざします。例えば、急性腰痛の改善やスポーツ外傷を予防するために、動作解析や臨床研究を進めています。

理学療法科学領域 矢部 広樹 准教授
学位:博士(リハビリテーション科学)
研究キーワード:腎臓リハビリテーション
研究テーマ:慢性腎不全や血液透析など生活期の内部障害に対する理学療法
内科系疾患を長期的に治療できる専門家の育成
慢性腎不全や血液透析をはじめとする内科系疾患に対するリハビリテーションは、患者を生活者としてとらえ、生涯にわたって介入することが重要です。本研究室では、医学的研究の方法論に基づいた臨床実践を、新たなリハビリテーションとして体系化し、慢性期の内部障害患者に対する有効なエビデンスを世界に発信していきます。

理学療法開発学領域 大城 昌平 教授
学位:博士(医学)
研究キーワード:人間発達学、神経行動発達学
研究テーマ:新生児・乳幼児の発達と発達ケア及びリハビリテーション
人間発達を探求し、理学療法学を開拓する
科学的諸理論を背景として、人の認知心理機能や知覚運動機能、学習機能、生活能力に焦点を当て、運動解析、脳機能計測、心理行動計測などによって発達神経系障害に対する新たな理学療法の評価と治療方法を開発します。研究室の方針は、独創的な研究の探究、know-that(現象)からknow-how(原理)へ、世界への情報発信です。

理学療法開発学領域 有薗 信一 教授
学位:博士(健康科学)
研究キーワード:呼吸心臓リハビリテーション
研究テーマ:呼吸心臓リハビリテーション、集中治療領域、慢性疼痛
研究マインドと臨床マインドを持つ理学療法士の育成
当研究室は呼吸系・循環器系に障害をもつ人を対象とした疾病予防と理学療法、集中治療領域における呼吸ケアと理学療法の評価方法と治療介入の臨床につながる研究を行います。深く理学療法とリハビリテーションを探求する研究マインドと患者さんの視点に立った臨床マインドを兼ね備えたセラピストを育成していきます。

理学療法開発学領域 吉本 好延 教授
学位:博士(学術)
研究キーワード:転倒・身体活動・行動変容
研究テーマ:要介護高齢者の介護予防を目的とした学際的研究
人間の健康を多角的に検証する臨床・疫学研究の実践
当研究室は、高齢者や身体・精神疾患者を対象に、要介護を誘引する転倒・骨折、廃用症候群などの予防・改善を目的とした理学療法の開発と、理学療法分野を中心とした医学教育の研究を行っています。当研究室の目標は、学際的な視点で対象者の健康を検証できる専門家の育成と、教育現場で活躍できる医学教育の専門家の育成です。

理学療法開発学領域 俵 祐一 准教授
学位:博士(医学)
研究キーワード:呼吸リハビリテーション領域
研究テーマ:呼吸器疾患等に対するリハビリテーションおよび疫学的研究
呼吸器疾患に対する理学療法士の可能性を探求する
当研究室は、いまだ患者数が増加し社会問題となっている慢性閉塞性肺疾患や誤嚥性肺炎患者などを対象に、理学療法の観点から呼吸障害に対するリハビリテーション評価および予防や治療などについて、臨床で実践できる専門的な研究を進めています。多角的な視点で問題点をとらえ、科学的思考に基づいて患者サポートができるセラピストを育成していきます。

作業療法科学領域 伊藤 信寿 教授
学位:博士(学校教育学)
研究キーワード:発達支援、特別支援教育
研究テーマ:支援を必要とする子どもたちと支援者に対する実践と研究
発達支援、子育て支援、保育・学校支援
発達障害をもつ子どもに対する直接的支援の方法やその効果に関する研究を行っています。さらに、発達支援に携わる保健師、保育士、教師等の専門家と連携できるシステムの構築やその成果に関する研究も行っています。また、保護者に対する支援として、効率的なペアレント・トレーニングの開発とその効果に関する研究を行っています。

作業療法科学領域 藤田 さより 准教授
学位:博士(リハビリテーション科学)
研究キーワード:メンタルヘルス、就労支援
研究テーマ:メンタルヘルスや障害者の就労支援に関する研究
誰もが健康で生き生きと輝ける社会をめざして
主に働くことを望む障害者の就労支援に関する調査研究、質的研究、プログラム開発や介入研究等を行っています。また精神障害作業療法に関する研究や人々のメンタルヘルスに貢献するために、マインドフルネスや余暇開発等の研究も進めています。精神科領域における作業療法の臨床実習に関する研究も進めています。

作業療法開発学領域 新宮 尚人 教授
学位:博士(保健学)
研究キーワード:作業活動、自立支援、再発予防
研究テーマ:作業活動を用いた精神障害者の自立支援・再発予防
経験や感覚に基づく知見を可視化する
作業活動を利用して心身の回復を図るプロセスを明らかにするために、作業活動に伴い対象者はどのような実感をもつのかを研究しています。統合失調症においては認知機能からリカバリーまで、うつ病においては作業活動を通じてのセルフマネジメントなど、主要な精神疾患のさまざまな階層レベルに焦点を当て、研究に取り組んでいます。

作業療法開発学領域 泉 良太 教授
学位:博士(保健学)
研究キーワード:QOL、臨床研究、臨床教育
研究テーマ:リハビリテーション領域における健康関連QOLの検証
根拠に基づいた作業療法を実践し、その効果を検証する
近年、作業療法分野においても根拠に基づいた作業療法効果の提示が求められており、その臨床教育指導方法についてもさまざまな議論がされています。当研究室では、作業療法対象者を中心とし、対象者本人・臨床現場および臨床教育に直結する研究方法について、QOLの考えに基づき、じっくりと学修していきます。

言語聴覚障害領域 小坂 美鶴 教授
学位:博士(感覚矯正学)
研究キーワード:定型発達児、言語障害児、言語発達
研究テーマ:言語発達障害児の語彙・統語・談話の発達と評価に関する研究

言語聴覚障害学領域 谷 哲夫 教授
学位:博士(保健学)
研究キーワード:失語症、改善要因、吃音、治療法
研究テーマ:失語症の予後予測と改善要因、吃音児の自己肯定感と吃音の進展
失語症に対する効果的な在宅訓練法を開発
病院に入院しながらリハビリを受ける時代は終わりつつあります。失語症の回復の見込みがあっても、在宅へ切り替えてリハビリを継続する時代です。そこで、在宅での効果的な失語症訓練を実現するために、失語症訓練用ソフトを開発しました。慢性期の失語症者を対象にソフトを用いた集中的な訓練を実施し、その効果を研究しています。

言語聴覚障害学領域 大原 重洋 教授
学位:博士(リハビリテーション科学)
研究キーワード:聴覚障害、ナラティブ、補聴器
研究テーマ:ナラティブのマクロ構造の機序の解明と、支援法の開発
難聴児に共通する発達と個人差の機序を解明し、支援法を開発する
乳幼児期の聴覚補償と対人交流、学童期の高度な日本語能力の獲得を一体的にとらえ、難聴児の言語・心理・社会的能力の発達経過の解明と支援法の開発について研究しています。生活場面での課題に基づいて、小児から意味のあるデータを採取し、得られた知見を言語聴覚療法や学校教育の現場に還元できる人材の育成をめざします。

言語聴覚障害学領域 黒崎 芳子 准教授
学位:博士(学術)
研究キーワード:失語症、高次脳機能障害
研究テーマ:失語症者の言語機能と発話感覚、自律神経活動に関する研究

摂食嚥下障害学領域 柴本 勇 教授
学位:博士(学術)
研究キーワード:摂食嚥下障害、発声発語障害
研究テーマ:摂食時の大脳制御と口腔運動機構の解析とリハビリテーション
摂食嚥下リハビリテーション方法の開発と検証
摂食嚥下障害の障害分析、評価訓練法の効果検証、新たな評価訓練法を開発しています。他大学や研究所と連携して学際的に活動しています。AIやIoT技術を評価訓練に応用する研究を実施しています。当研究室は、広い見識や科学的思考をもった、臨床家、研究者、教育者の育成をめざしています。毎年多くの研究成果を公表することができています。

摂食嚥下障害学領域 佐藤 豊展 准教授
学位:博士(リハビリテーション科学)
研究キーワード:摂食嚥下リハビリテーション
研究テーマ:摂食嚥下障害の評価・訓練法の開発および予防に関する研究
摂食嚥下の筋活動動態と評価・訓練法の開発
当研究室は、動作解析装置と表面筋電図を用いて、嚥下時の顎・口腔運動と筋活動動態の関連を検証しています。また、摂食嚥下リハビリテーションの訓練法を開発し、健常高齢者や嚥下障害患者への効果について研究をしています。摂食嚥下領域の発展に寄与できる療法士の育成をめざしています。