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聖隷クリストファー大学 大学院


社会福祉学研究科



研究科長メッセージ

現実の社会福祉課題に応える高度専門職者の育成

研究科長/川向 雅弘

社会福祉学は「実践の学」といわれています。社会福祉学研究科では、社会福祉を科学的に学ぶための鋭敏な時代感覚、社会問題への深い洞察力を養い、現実の社会福祉課題の本質に切り込んでいく力を身につけることを目的としています。博士前期課程では、多様化する社会福祉課題に対応できる高度専門職者の育成を、博士後期課程では、専門領域の先端的研究動向を展望し、社会の要請に応える研究能力を養うことをめざしています。

研究科の特色

社会的ニーズの変化に対応し高度な知識と広範な視点をもつ社会福祉専門職の必要性
少子・高齢化の進展、低成長経済への移行など顕著な社会情勢の変化に伴い、社会福祉に対する国民の意識も大きく変化し、社会福祉は国民全体を対象として、その生活の安定を支える役割を果たしていくことが期待されています。このような状況を踏まえて各種の社会福祉改革が取り組まれるなかで、福祉ニーズの高度化と多様化の拡大が進み、人々を取り巻く生活・環境問題に、より専門的および総合的に対応することができる人材、すなわち社会福祉や関連領域の高度な知識や理論をもち、広範な視点を備えた福祉専門職が求められています。何より、個人の尊厳と関係性を尊重する姿勢が重要と考えます。
社会福祉学研究科では、社会福祉実践分野において指導的な役割を果たすことができる優れた専門性と研究能力を備えた高度な専門職業人の育成をめざします。
保健医療福祉の融合と連携の実現をめざす
聖隷グループは、社会福祉法人聖隷福祉事業団をはじめとする16法人からなり、全国に約300の保健医療福祉・教育施設を運営しています。
聖隷クリストファー大学の所在地である静岡県浜松市の三方原地区は聖隷の福祉事業の発祥の地であり、聖隷グループのさまざまな施設が集まる環境は保健医療福祉の連携、統合をめざす研究フィールドとしても最適です。

教育課程

今日の生活問題は少子・高齢化の進展と相まって、生活・社会環境が複雑化し、社会福祉ニーズが高まっています。生活相談や自立支援、福祉のまちづくり、政策・制度の改善等において、専門的で指導的な役割を果たせる高度な社会福祉専門職の育成が急務です。社会福祉学研究科では、複雑化し多様化した社会福祉課題に応える高度な専門職と研究者養成の教育課程を重視しています。

博士前期課程

  • 標準修業年限/2年(長期在学コースの場合3年)
  • 学位の種類/修士(社会福祉学)

博士後期課程

  • 標準修業年限 /3年(長期在学コースの場合4年)
  • 学位の種類/ 博士(社会福祉学)

社会福祉学研究科 学びの特長
社会福祉学研究科の特長は、大学院担当教員の豊富な実践経験を生かした研究指導が展開される点です。大学院生が身を置く実践現場の「臨場感」や「ことば(実践価値に対する共通言語)」を理解できることが、実践理論を研究するにあたって、大学院生との間に研究上の信頼関係をもたらします。また、複数教員による多角的な視点を重視し、大学院生が安心して研究できるように、複数指導教員体制を充実させる取り組みを進めています。

博士前期課程/博士後期課程