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聖隷クリストファー大学 大学院


博士後期課程



教育・研究指導概要および内容

社会福祉学分野

社会福祉・ソーシャルワーク領域
◇概要◇
社会福祉の歴史と現状、さらに、社会福祉専門職の成立にみる社会背景や動向等を分析・考察し、社会福祉とそれを実践する専門職の機能と役割、特徴について研究します。また、社会福祉実践の基盤となるソーシャルワークの価値・知識・方法を、ミクロ・メゾ・マクロレベルにわたって体系的に理解した上で、現代社会におけるソーシャルワークの実践課題と展開方法について探求します。
◇内容◇
  • 社会福祉専門職の実践と理論に関する研究
  • ソーシャルワークの歴史と理論に関する研究
  • 生活問題研究とソーシャルワークに関する
  • 地域福祉の主体・対象・方法に関する研究
高齢者福祉領域
◇概要◇
介護福祉学の構築に向け、介護福祉実践の歴史を紐解くことや、介護実践及び思想、国内外の研究動向を学び、社会的背景や研究方法、実践方法などについて検討、考察します。介護福祉は、制度や地域課題、利用者との社会関係の上に成り立つ専門職による支援であり、医療職らと協働するのが大きな特長です。これらを踏まえて、介護福祉の思想と方法論を探求します。
◇内容◇
  • 介護福祉経営と管理職の育成に関する研究
  • 介護保険制度とLIFE(科学的介護情報システム)に関する研究
  • 外国人介護労働者に関する研究
  • 要介護高齢者の在宅生活継続支援に関する研究
  • 施設からの在宅復帰に関する研究
  • 要介護高齢者の自立性回復に向けた研究
  • 介護福祉人材の職場定着に関する研究
子ども家庭福祉領域
◇概要◇
子ども家庭福祉領域では、子どもや家庭が抱える問題と支援ニーズを理解し、適切な支援を行うための理論や技術について研究します。特に、保健・医療・教育等の他領域の知識を含めた総合的な視点から、子どもの権利に関する条約を基に子どもの最善の利益を実現させていくための保護者や国及び地方公共団体の役割を明らかにし、子どもと家庭を支える仕組みの理論化と具体的実践方法を探求します。
◇内容◇
  • 子ども家庭福祉における相談体制および支援システムに関する研究
  • 子ども虐待や子どもの貧困に関する研究
  • 子どもの健全な育ちを支えるための保護者や保育者の「関わり」についての研究
  • 育児・保育についての海外の実践に関する研究

研究内容・教員紹介

教育課程

博士論文題目

修了生の研究テーマ

  • 身体障害者への職業リハビリテーションの実践史-戦後から高度経済成長期までに労災病院が果たした役割-
  • 介護福祉士養成教育の現状と課題
  • "先天性心疾患患者とその家族への医療ソーシャルワーク機能に関する研究
     -先天性心疾患分野の医療ソーシャルワーカーの実践からの考察-"
  • 学校現場における性的虐待への対応と役割についての研究-現状と課題、教職員の意識についての検討-

修了生の声

中村洋子さん

聖隷クリストファー大学 非常勤講師、浜松市教育委員会 スクールカウンセラー
臨床心理士・公認心理師/2020年度修了

現在は小、中学校でのスクールカウンセリングや学生相談、大学では「教育相談」の講義を担当しています。大学院への進学は、心理面接をするなかでソーシャルワークの視点を学んでいきたいと考えたからです。博士後期課程では、論文提出の当日まで討議を重ねるなど、指導教員が粘り強く伴走してくださいました。学問探求における真摯な姿勢と身近に接しながら、研究の礎を学ばせていただきました。本研究科の特長は、先生方が「チーム」で学位取得の思いを支えてくださることです。年に2回行われる検討会により研究内容や進捗状況が共有され、専門分野からのご意見を論文執筆に生かしていきました。博士後期課程での経験を研究活動や教育に還元していきたいと思います。

時間割

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