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[看護学部・社会福祉学部・リハビリテーション学部・国際教育学部] 「聖隷の理念と歴史」授業レポート①


 本学では、全学部1年次生の必修科目として「聖隷の理念と歴史」という授業を開講しています。当科目は、キリスト教精神を基盤とした建学の精神である「生命の尊厳と隣人愛」について学び、聖隷にさまざまな形で関わってきた方々によるお話を通じて、学生一人ひとりが聖隷の理念と働きを理解する機会となっております。大学外の方からご講義をいただく回について、順次紹介をしております。
 今回は、社会福祉法人十字の園理事長の鈴木淳司先生より聖隷の理念と介護福祉をテーマにてご講義いただきました。十字の園は、聖隷保養園(後の聖隷福祉事業団)がドイツから戦後復興のために派遣された5人のキリスト教奉仕女(ディアコニッセ)を受け入れたことからはじまり、その中のハニ・ウォルフ姉妹が、日本の病弱で身寄りもない高齢者の窮状を、我が事として、母国で約600万円の寄付集め設立され、生活介護が必要な高齢者などを対象とした日本初の特別養護老人ホームになります。
 学生は、戦後間もない日本では高齢者のための社会保障制度がなく、自殺率が高かったことや、そのような状況下で老人福祉法の制定に向けた国会議員としての長谷川保の姿、十字の園が「夕暮れになっても光がある」の理念の元に歩んできた利用者との生活の様子を時折驚きの眼差しで聞き入っておりました。