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国際リハビリテーションコース(選抜制)


リハビリテーション学部では、「科学的根拠に基づく確かな技術と豊かな人間性」を兼ね備えた人材育成に取り組んできました。
現在の日本は急速なグローバル化が進み、保健医療福祉の現場でも国際的な課題解決が必要とされています。
「国際リハビリテーションコース」では、グローバル社会に貢献できる人材の育成をめざしています。

国際保健医療福祉プログラム(2022年4月開始)

2022年4月より、「国際リハビリテーションコース」をさらに発展させ、全学部・学科を対象としたプログラムとして、「国際保健医療福祉プログラム(副専攻)」を開始しました。グローバルな時代に必要とされる専門職者を育成します。

国際保健医療福祉プログラム(副専攻)については、こちらをご覧ください。

国際リハビリテーションコース紹介動画



めざす人材像

  • 国内外で外国人に対する支援活動ができる
  • グローバルな活動をしている組織・部門等に携わることができる
  • 留学や大学院に進学ができる
  • 国際共同研究の実践や国際学会での発表、英語で論文発表ができる
  • 国際的な実践活動を経験し、グローバル教育ができる

4年間で身につける力

  • 英語I~Vを修了し、国際活動に必要な語学力を習得できる
  • 国内外の臨床施設において、外国人利用者や訪問者と対話し、初歩的な問診・評価・治療ができる
  • 渡航に必要な情報を収集し、海外情勢の把握、文化の理解ができる
  • 英語による研究発表ができる(卒業研究)
  • 国外の文献を検索し、内容を理解できる

募集方法

 ※2022年4月より、「国際保健医療福祉プログラム(副専攻)」に移行しました。
  募集方法等は、「国際保健医療福祉プログラム(副専攻)」のページをご確認ください。


  • 入学後にオリエンテーションを行い、コース・募集要項・選抜方法についての説明をしました。
  • 希望者は、1年次春セメスター(1セメスター)に国際リハビリテーションコース科目を履修します。
  • 入学後に願書受付と選抜試験を実施します。
  • 選抜方法は志望理由書と英語筆記試験、面接試験です。詳細はオリエンテーションでお知らせします。
※2022年度に教育課程を改定する予定です。内容に変更が生じる可能性があります。
※コース定員は理学療法学科、作業療法学科、言語聴覚学科を合わせた人数です。入学後に選考があります(選抜制)。

コースのポイント

Point 1. グローバル人材に必要な教養を身につける

保健医療福祉の分野において国際社会に貢献したり、臨床施設で外国人利用者および訪問者とのコミュニケーションを図ったりするためには、対象者の文化的背景を理解し、世界の疾病や保健医療福祉の制度などを知っておく必要があります。そのために「哲学」「現代の国際社会」「文化人類学」「国際リハビリテーション援助論」「公衆衛生学」「国際社会福祉論」を学びます。

Point 2. グローバルな医療現場で求められる英語力を強化する

英語を中心とした外国語で情報を収集したり、他者とのコミュニケーションを図ったりするには、英語力の向上が必須です。そのためには、継続的な学習が必要です。「英語I」から「英語V」、「国際コミュニケーション演習」を全員が履修します。
「英語III」ではリハビリテーションに関する英語を学び、医療現場で用いられる英語を習得します。「国際コミュニケーション演習」では、日常生活から医療現場の問診・評価・治療を想定した演習を行います。

Point 3.コース履修者全員が国際研修・国際実習に参加して臨床力を高める

1. 海外での研修・実習
国際リハビリテーションコースの学生全員が、2年次の「国際リハビリテーション研修」、3年次の「国際理学療法実習※」「国際作業療法実習※」「国際言語聴覚療法実習※」に参加します。現地のスタッフや患者さんと英語でコミュニケーションをとり、リハビリテーションの技術を実践する機会を設けています。
※所属する学科の実習に参加します。
海外研修
海外の大学で現地学生との合同演習や講義、主要保健医療福祉施設の訪問・見学等を行います。
国際リハビリテーション研修
海外の大学内での研修、および病院や高齢者施設などの臨床現場で、臨床見学や体験をします。
国際理学療法実習・国際作業療法実習・国際言語聴覚療法実習
海外のリハビリテーション機関および専門施設において実習を行い、当該地域でのリハビリテーションを学びます。
2. 国際支援の実践
国際支援の知識を学び、実際に支援を企画・実践し、グローバルな活躍をするための力を総合的に養うために「国際支援入門」「国際支援アクティブラーニングI・II」を学びます。
国際支援アクティブラーニングI(国内)
国内在住の外国人の方との国際プロジェクトに参加し、活動を通じて保健・医療・福祉・教育分野での国際支援活動を学びます。学内で得た知識や技能を国際活動に活用し、実践力を高めグローバル人材としての基礎を養います。
国際支援アクティブラーニングII(国外)
国外プロジェクトに参加し、支援活動を行います。言語・文化・歴史が異なる地域での国際支援活動を通じて、グローバル人材としての課題解決力や実践力を養います。プロジェクトは、アジア環太平洋地域で行います。

Point 4. 英語を活用した研究力を養う

国際共同研究や国際学会での発表を行う技術を習得するため、コース選択者は英語を活用して卒業研究に取り組みます。卒業研究における情報収集、研究計画の立案、実験調査などの実施、結果のまとめ、研究発表、論文執筆のすべての行程で、英語を使用します。これらの行程を通して、語彙力を強化するだけではなく、国外の情報を活用して研究方法や発表の仕方も身につけます。

Point 5. 国内外においてキャリアの選択肢が広がる

グローバル人材にふさわしい教養や語学力、臨床力を習得することで、国内での臨床施設やグローバル企業への就職、海外の医療福祉の現場での活躍や、海外留学、大学院進学など、活躍できるフィールドが広がります。

国際リハビリテーションコース科目

年次 1年次 2年次
セメスター 1 2 3 4
身につける力 グローバル人材としての教養 哲学
現代の国際社会
文化人類学
国際リハビリテーション援助論 公衆衛生学
国際社会福祉論
コミュニケーション ブラジルの文化
と言語
英語Ⅰ
英語Ⅱ 入門リハビリテーション英語(英語Ⅲ) 英語Ⅳ
主体性・積極性 海外研修 国際リハビリテーション研修
総合力 国際支援入門 国際支援
アクティブラーニングⅠ・Ⅱ
年次 3年次 4年次
セメスター 5 6 7 8
身につける力 グローバル人材としての教養
コミュニケーション 国際コミュニケーション演習
英語Ⅴ
主体性・積極性 国際理学療法実習
国際作業療法実習
国際言語聴覚療法実習
卒業研究
総合力 国際支援
アクティブラーニングⅠ・Ⅱ

国外に行く科目
◆教養基礎領域
【海外研修】※国際コースの推奨科目:可能な限り履修してください。
病院・福祉施設等の訪問、現地の人々とのコミュニケーションを通して、異文化体験や外国語に触れます。
現在のところオーストラリア、アメリカが研修先になっています。
【国際支援アクティブラーニングII】 ※国際コースの選択科目:IまたはIIのいずれかを選択します。
国外にて支援活動を行う科目です。
(国際支援アクティブラーニングIは、国内における外国人を対象とした支援活動を実践します。)
◆専門領域/専門科目
【国際リハビリテーション研修】※国際コースの必修科目:必ず履修します。
保健医療福祉に関する施設や大学の訪問見学、授業の受講、演習を行います。専門職をめざすためのより深い学びになるようにプログラムを組んでいます。
現在のところシンガポール、アメリカが研修先となっています。
◆専門領域/専門基礎科目
【国際理学療法実習・国際作業療法実習・国際言語聴覚療法実習】※国際コースの必修科目:必ず履修します。
施設におけるリハビリテーション現場において、臨床実習を実践します。
現在のところ中国、シンガポールが実習先となっています。
■実習先(例)
  • Singapore
    シンガポールリハビリテーション研修 / Singapore Institute of Technology

  • Thailand
    国際作業療法実習 / Chiang Mai University

  • Australia
    海外研修 / Edith Cowan University

  • China
    海外研修・国際理学療法実習 / Army Medical University

  • USA
    アメリカ言語聴覚学研修 / University of Hawaii at Manoa

学生の声

2年次※取材当時 石田 詩織さん(言語聴覚学科)

私は、近年急速に進むグローバル化に対応するための技能を身につけたいと思い、本コースを志望しました。1年次から活動が本格的に始まり、まだ自分の力不足を感じる場面が多いですが、先生方や先輩がいつも優しく、的確なアドバイスを下さるので、学びが多く充実した日々を過ごせています。私は国籍を問わず、自分の言葉で人とつながることができるようになりたいと考えています。そのために、積極的に行動し、日々成長していきたいです。

3年次※取材当時 石原 慶一さん(理学療法学科)

私が本コースを志望した理由は、新しいことに挑戦してみようと思ったからです。大学生活は、自分から積極的に学ぶほど知識が身につきます。自分を高めるために2年間本コースで学んできました。これまで活動を行ってきて、世界はどんどん身近になってきているということがわかりました。後輩も入ってきて、徐々にコースの活動が盛り上がってきました。後輩のサポートもしつつ自分の技量を高め、何事にも挑戦できる理学療法士をめざしたいと思います。

コース担当教員

・新宮尚人(学部長)
 ⇒新宮学部長によるコース紹介動画はこちら

・根地嶋誠(理学療法学科/推進リーダー)
 ⇒根地嶋准教授によるコース紹介動画はこちら

・高橋大生(理学療法学科)

・鈴木達也(作業療法学科)

・柴本 勇(言語聴覚学科)

・Kuramoto Christine Dianne(言語聴覚学科)

国際リハビリテーションコースブログ

聖隷クリストファー大学 国際リハビリテーションコースの学生が更新しているブログです。