グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


教員リレーエッセイ

ホーム >  教員リレーエッセイ >  教育の未来を! 国際教育学部のスタートです。

教育の未来を! 国際教育学部のスタートです。


2023年4月10日更新
 2023年4月1日、新たなる「聖隷クリストファー大学 国際教育学部」のスタートです。
 定員を上回る52人の新入生を迎え、彼らの本気の夢を前に、私たち教員もそれ以上の本気を持ってこれから始まる4年間の教育を確かなものにしようと決意を新たにしています。

 さて、日本の未来の教育を考えた際に、以下のような点が重要になります。
 一つには、グローバルな視野を持つことです。日本は世界でも有数の先進国ではありますが、グローバル化が進む現代社会においてはさらなる広い視野を持ち探究・創造していくことが必要不可欠です。これまでの日本では、どちらかと言えば「見える学力」と言われる知識や技術の習得のための伝授・伝達型の教育に重きが置かれてきました。しかし、今後は探究的な学びが一層重視されていきます。その延長線上に、本学園が推進する国際バカロレア教育IBがあります。静岡県教育委員会は、このIBを2026年度に県の教育に導入すべく基本計画を発表しています。私どもは学園をあげてこの教育に注力し、次代を担う教員・保育士を養成するものです。地域の期待は大きいと言えましょう。

 さらに、学習指導要領前文には「持続可能な社会の創り手」の育成が掲げられました。そのようなことからも、本学の建学の精神「生命の尊厳と隣人愛」を軸に据えた豊かな人間性の育成が求められます。私たちは、多くの人たちと協働する中で共にエージェンシーを発揮し、未来の社会・世界を創る人間性の育成を大切にしようと考えています。

 これから私たちは、「持続可能な社会」の創造、そして「誰一人取り残さない」教育の実現に向けて、グローバルな視野を持った心豊かな保育・教育人材を育てていきます。日本の未来を担う学生と共に、社会にとって少しでも価値ある学部となるように、挑戦・創造し続けてまいります。

 新たなる学部での大いなる夢を胸に抱いた学生との出会い、今後が楽しみでなりません。