〇〇に魅せられてきた看護師人生の途中
2024年12月10日更新
総合病院の病棟勤務、町役場の保健センター勤務を経て、ふたたび総合病院に戻り、外科病棟にしばらく勤務しました。そして、WOC看護認定看護師(現在の皮膚・排泄ケア認定看護師)の資格を取得して、W:褥瘡や創傷のケア、O:ストーマケア(人工肛門、人工膀胱、胃瘻などのケア)、C:失禁ケアに携わり、あるET(ストーマ療法士)のケアに魅せられていくうちに、このケアを極めてみたいという欲をもちました。ケアの受け手はがん疾患をもつ方が多く、やがて、がん看護についてより深く学びたいと思うようになり、大学院に進学しました。その後にがん看護専門看護師の資格を取得し、以降は、臨床や組織で求められる役割に応じたバランスを保つように変化しながら、WOC領域ケアとがん看護領域ケアを実践する日々だったように思います。
看護実践を重ねていく中で、ある外科医が「水島さん、この人たちの顔とストーマが思い浮かぶでしょ。」と患者のリストを持ってきました。何人かの顔とストーマの様子、ケアした時の心残りが思い出されて、研究テーマが舞い降りてきました。それが現在も研究を続けている緩和ストーマをもつ対象への看護介入プログラムを開発することでした。大学院時代の恩師に背中をおしていただき、2016年より博士後期課程に進学しました。業務と学業の両立はとても欲張りで、先生方や職場の方や家族など周囲の支援が無くてはできないことでしたが、多くの方々のおかげで、修了することができました。この先は、研究の成果を臨床に還元することが自身の役割であると考えています。そして、ケアの受け手が変化するとともに、ケアを提供する看護職集団も変化している中で、恵まれた環境に感謝しつつ、看護に魅せられながら、ひとりのプロフェッショナルとして極めていけたら…と夢の途中です。
看護実践を重ねていく中で、ある外科医が「水島さん、この人たちの顔とストーマが思い浮かぶでしょ。」と患者のリストを持ってきました。何人かの顔とストーマの様子、ケアした時の心残りが思い出されて、研究テーマが舞い降りてきました。それが現在も研究を続けている緩和ストーマをもつ対象への看護介入プログラムを開発することでした。大学院時代の恩師に背中をおしていただき、2016年より博士後期課程に進学しました。業務と学業の両立はとても欲張りで、先生方や職場の方や家族など周囲の支援が無くてはできないことでしたが、多くの方々のおかげで、修了することができました。この先は、研究の成果を臨床に還元することが自身の役割であると考えています。そして、ケアの受け手が変化するとともに、ケアを提供する看護職集団も変化している中で、恵まれた環境に感謝しつつ、看護に魅せられながら、ひとりのプロフェッショナルとして極めていけたら…と夢の途中です。
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